「仕事がつまらない、やりがいを感じない・・・」
「会社辞めたい・・・」
などと感じていませんか?
実際、ベースメントアップス株式会社が2019年に行った調査によると、社会人の74%が仕事を辞めたいと感じているそうです。
https://www.fnn.jp/articles/-/19405
特に、年功序列終身雇用がまだまだ一般的な古い企業に新卒で入られた方(=転職未経験の方)にとっては、なかなか転職活動へのハードルが高いものです。
かつての私もそうでした。
しかし、入社6年目でようやく、満足のいく転職をすることができました!
この記事では、そんなグダグダしていた私がなぜ「辞めたいなあ」を「辞める」に変えることができたのか、そんな辞めたいを辞めるに変える方法についてお伝えします。
この記事を読めば、そんな人もいるんだなと、少しは安心できるでしょうし、次に何をすべきか見えてきます!
私が満足のいく転職を達成した、小さな小さな最初の1歩です。
入社〜入社2年目(もやもや期)
私は、元々、両親共理系だったこともあり、理系の大学院まで進みました。ものづくりには興味があったので、就活の際は「何か後世に残せる様な大きなものをつくる仕事がしたい」と、大手製造業の設計として内定をいただいたところに就職しました。
入ったところは古き良き企業で年功序列終身雇用の、新卒入社して定年まで働くのが当たり前の会社でした。覚えることが多かったので、1年目はがむしゃらに業務内容を覚えていったものの、2年目には「もやもや」が発生します。
想像していたよりはホワイトで、役不足と感じる仕事が続きました。ただ、先輩はものすごく忙しそうですし、今のうちにガンガン働いて実力をつけなくては!と焦る気持ちを顕にすると、上司は「焦らなくていい、そのうち抱えきれないほどの仕事がくるから」の一点張り。だったら、尚更それまでに成長しておきたいのに、そもそも入った業界は非常にニッチで、仕事内容も書籍などで自学できる範囲が極端に少ない上に、プロジェクトも3〜5年という単位のため「十年で一人前」などと言われておりました。
自分では方法を見出せなかったため、先輩や上司に自学自習の相談をしても、
- 「目の前の仕事を一生懸命やっておくのが一番大切だよ」
- 「強いて言えば英語かな。(今は海外の案件ないけれども。)」
のような回答しか得られませんでした。
仕方なく、先輩の仕事を外側から見て、積極的に質問をしたりして断片的な知識を蓄積していきました。
が、そうするうちに、多くの人が気づくであろう、あることに気づいてしまいます。
「あれ、これ、頑張っても頑張らなくても、評価があまり変わらないぞ?」
しかも新卒採用はどんどん減っており、先輩と比較して同期は少なく、自分がいくら頑張ったところで上がどかない限り出世はしないし、逆に頑張らなかったところで上がどけば出世せざるを得ない、まさに、「何のために頑張ってるんだっけ?」状態になりました。
先輩は何のために頑張っているのか気になりましたが、
「家族を守るため」(=要するにお金のため)
という答えが圧倒的に多い・・・
若手が少なくて将来大変そうだという話題に対して、しまいには、
「意識の高い優秀な人材ほど早く辞めていくんだよね〜」
などと言う始末。
(!? あれか、おれは優秀じゃないから残ってくれていて助かるよ、そういうことか!??)
「この会社で定年まで勤めることが、本当に、自分の人生を豊かにするだろうか?」
そう思い始めてしまいました。
入社3年目(とにかく会社に行きたくない)
そうこうしているうちに3年目、突然、前例のないビッグプロジェクトの担当の主任が長期休暇に入り、その代打が自分に回ってきてしまいました。
案の定、攻撃的な先輩や、多すぎる仕事量に忙殺されます。
それはそうです、目の前の単純な仕事しかしてこなかったんですから、うまく出来るはずがありません。
しかも前例のないビッグプロジェクト。
何度もプロジェクトを成功させてきた諸先輩方でさえ、戦々恐々としながら手探りで進めていました。
一方、何をどのような手順で進めていくべきかすら、断片的に知識でしか知らない3年目のぺーぺー。
チームの協力を得ながら進めていくものの、どこの所掌か曖昧なものを押し付けられたり、上司と他部署の板挟みにあったり、なんだか辛かったけど、
「これを越えればおれも飛躍的に成長するはず!」
そう思って何ヶ月か頑張りました。
今考えれば、もちろん成長に繋がる部分もありましたが、半分は人間関係上のゴタゴタに神経を割いていただけであり、こんな働き方は二度としたくないなと思います。
年末年始は休めたのですが、年明けから体調が悪くなり、ベッドから起きられない日が出始めてしまいました。あれです、
「何でも良いからとにかく会社に行きたくない」
当日の朝に上司に電話するのもグダグダと悩んでしまいましたが、電話して無事に有給をとって休むことができると、それまでの気分の悪さが嘘のように、コロっと気分が良くなるのです。
ほぼ、というか、もはや完全に仮病です。(と、当時の自分は思っていました。)
こんなに忙しいのに休んでしまって申し訳ないという罪悪感にかられつつ、翌日出社すると、
なんと、
それなりに業務が回っているではありませんか!
もちろん、周りの方にしわ寄せが行って、出来る範囲で処理してくださっていたのはわかりましたので、感謝の気持ちが出てくるものの、
「結局、替の利く歯車なんだな」
と強烈に感じました。
まあ、十年で一人前の世界で3年目なんて、そりゃ、先輩が処理した方がはるかに速く正確なので、そりゃそうなんですが、3年目とか他の業種や職種だったらとっくに成果を出してマネジメントに回っているような人もいたわけで、勝手に焦っていたんですね。
それでも、先輩や上司がキラキラ輝いていたり、一人前になった後に希望が持てればよかったんですが、
結局、これの繰り返しか・・・
と思ってしまいました。
近しい先輩に相談するも、「そんなもんだよ、おれの時はもっと大変だった」とのこと。
「会社行きたくない」
が
「会社辞めたい」
に変わった瞬間でした。
「では、どうすれば辞められるか?」
「会社を辞めたい」と自認してからは、あとは一直線でした。
その後はイキイキと行動し、自分も納得する形で会社を辞めることができました!
紆余曲折して、実際に辞めるまでは3年近くかかってしまいましたが、それは手段の問題であり、本質からは少々外れるかな、と。
要するに、もやもやしている方の最初の1歩は、
自分が「会社を辞めたい」と感じていることを、自分で認めること。
そうすることで、非常に建設的で生産的な、次の問いを立てることができます。
「では、どうすれば辞められるか?」
これを考え始めて行動することが出来れば、必ず、事態は現状より良くなります!
間違いありません。
だって、「嫌だなあ(けど、会社に行かなくては・・・)」と思っているだけだったら、少し厳しい言い方をすると、現状に甘んじているだけですから、変わりようがありません。
一般化すれば、
- 現状に不満があることを、自分で認めること。
- 「では、どうすればその不満を解消できるか?」を考えること。
ということになります。この問いに対する答えが出たら、あとは行動するだけですから、もうその時点で
「もやもや」は綺麗さっぱりなくなります!
もちろん、何か行動する手間(時間やお金の投資)や、本当にうまくいくのだろうか?みたいな不安はつきまといますが、
自分で決めて、自分で行動している時点で間違いなく人生を豊かにしています。
圧倒的な差があるように感じます。少なくとも以前のように戻りたくはありません。
いかがでしょうか?
これを読んでいる皆さんは、今の会社に不満がありますか?
何が不満ですか?
それを変えられるとすれば、変えたいと思いませんか?
そういった自分の気持ちをまずは認めてあげること。
そしてこう問うのです。
「どうすれば変えられるか?」
結論:問うことが行動に繋がり、行動が人生(の満足度)を変える
私は、巷でよく言われるような、
現状を変えたかったらとにもかくにも行動せよ
といった「行動第一主義」に高い心理的ハードルを感じていました。
これは間違いではないし、成功している方がとにかくすぐに行動しているのは非常によくわかります。
しかし、とにかく行動せよ→「はい、わかりました、行動します!」と出来る人は、そんなに多くないのではないでしょうか。(私がそうでした)
というか、そう出来る人は、「仕事 辞めたい」「会社 行きたくない」とかでググったりせず、とっくに辞めたり、副業チャレンジしたり、色々やっているでしょうからね笑
そうでない方には、この記事で提案したような、まず「建設的な問いを立てる」というワンクッションを置いてみることを提案します。
人は問われたら答えたくなる生き物です。
「どうすれば辞められるか?」
に対する回答がなんであれ、それが次の行動に繋がると、確信しています。
「問いを立てる」って言われてもなあ、具体的にどうすればよいか、イマイチわからないよ、という方は、この記事が参考になると思います。
ちなみに、私のこの「問い」に対する回答は、
「今の仕事よりやりたいことを見つける」
ことでした。これと、思わぬ出来事が重なり実際の転職を3年ほど遅らせることとなるのですが・・・続きは、この記事でどうぞ。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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