ITエンジニアになって最初に動揺する単語のひとつが「ホスト」ではないでしょうか?
もちろん歌舞伎町や六本木など夜の街に生息している接待イケメンのことではなく、コンピューター関連の言葉だろうというのはなんとなく想像できますが、じゃあ「ホストって何?」と聞かれると、うまく説明できない方の方が多いのではないでしょうか。
そんな方でもスッキリ理解できるよう、私なりの解釈を紹介して参ります。
ホストとは?
いきなりですが結論を。
ホスト=サーバー(コンピューター)
と思っておいていただければそう外れないかと思います。「ホストコンピューターの略」だとお考えください。詳しい内容は外部サイトに譲ります。
元々、hostは「主人」とか「主催者」とかいう意味なので、ホスト=webサービスの主人=webサービスなどを提供するコンピューター=サーバー、みたいなノリだと考えれば、なんかわかる気がしませんか?
「ホスト」がつく他の表現も一緒に押さえておきましょう。
ホストアドレス
IPアドレスのうち、コンピュータを表す部分。要するにIPアドレスの一部分のことです。(詳細:ホストアドレス)
ホスト名
URLのうち、ドメインが入っている部分。要するにURLの一部分のことです。(詳細:ホスト名とは?調べ方やURLやIPアドレスとの関連性を解説)
SSH接続する際のサーバー名もこれですね。(詳細:【初めてのSSH接続】踏み台サーバーを経由してwebサーバーへSSH接続する手順<AWS EC2>)
ホストOS
(追加で構築した仮想マシンのゲストOSに対して)コンピューターに元々入っているOS。(詳細:【図解】サーバーの仮想化って?3種類もあるの?ホストOS型?ハイパーバイザー?コンテナ?違いは?)
ホストするとは?類義語も紹介
「ホストする」という表現も聞いたことあるかと思います。
ホストする=サーバーを立ててデプロイする
という意味で良さそうです。(このあたりはまだちょっと腹落ちしていません・・・)つまり、
webサイトをホストする=「サーバーをセットアップしてそこにwebサイトをデプロイすること」
ですね。
最後に、類義語(?)を紹介して終わります。
ホスティング
=ホストすること=サーバーを立ててデプロイすること。転じて、「サーバを借りる」こと
ホスティングサービス
=レンタルサーバーを提供するサービス
ビルドする
=「デプロイに必要な実行ファイルを作ること(テストも含む)」
デプロイする
=「(webサイトを)(本番環境に置いて)使える状態にすること」
もっと砕けた言い方をすれば、webサイトのファイル群を、本番サーバーにアップロードすること、みたいな感じです。要するにファイルのコピーです。と言うとまた語弊があるかもしれませんが・・・要するに主にやっていることはそういうことです。
デプロイとは?ビルド・リリースの違いとデプロイの4つの方法【図解】
リリース・サービスイン・カットオーバー・ロールアウト
本番環境導入・納品・サービス運用開始・公開
みたいな意味で使われます。いずれも大差ないと考えて良いかと。要するに、「本番環境にデプロイ済み。開発はここまで。ここからは一般ユーザーも使うし、サービスとして運用していくよ〜」というポイントです。ここからシステムの修正や追加をする場合は広義での「保守」になります。機能追加とかも広い意味では保守です。
ローンチ
=新商品(新サービス、新システム)をお披露目
これもリリースなどとほとんど意味の違いはないのですが、「お披露目する」というニュアンスが強く、最初はユーザーに制限があったり、「公開すること」に重きがおかれた表現です。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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