先日、AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(以後、SAAと略)合格しました!
世の中の記事はクラウドプラクティショナー(以後、CLFと略)を受けずに、いきなりSAA受けている人も大勢いて、SAA対策を記事に書いてくださっていますが、正直、それ、CLFとったんだったら勉強する必要ないよ!!と思うものが多いです。
CLFをとったなら、例えば
- 本の学習など、網羅的なインプットは不要。
- サービス名などを新しく覚える必要はほとんどない。
- 逆にハンズオンなど、より狭く深く学習する必要はある。
などです。
じゃあ、クラウドプラクティショナーと、ソリューションアーキテクトアソシエイトの差を埋める勉強は??
この疑問にお答えできるよう、私の合格体験記を残したいと思います。
ソリューションアーキテクト アソシエイト勉強前の私のスペック
スタートラインの違う方の勉強方法を真似すると、だいたい無理か無駄が生じます。
ゴールが同じであれば、結果、合格することは可能かと思いますが、効率的に勉強したいなら、スタートラインも似ている方を参考にするのが定石です。
ということで、改めて、私の勉強前のスペックをご紹介します。
- IT業界未経験からプログラマーに転職して入社3ヶ月目
- AWSの実務経験:1度だけCloudFormation使ったことあります。
- IT系の資格:AWS認定クラウドプラクティショナーのみ。
- 転職前に、Ruby on Railsの勉強を1年位(本業とは別)
- cloud9でポートフォリオ作成、Herokuにデプロイ
- 副業でチーム開発
- 先輩に教わりながらUbuntuの仮想環境を構築。そこでRailsチュートリアルを完走。
- 性格:比較的臆病で心配性
要するに、「RailsとAWSをかじったことのある素人」くらいに思ってもらえると。
やっぱり情報系の基本的なところが抜けているので、それを補強しながらだと時間かかりますよ。なので、地道にステップアップしたい方は、基本情報とか応用情報とかとっておくのはありかもしれません。ただ、クラウドプラクティショナーとれたんだったら、私と同じやり方でも大丈夫と思います。
そんな状態で、しかもブログ執筆や結婚準備と平行して進めていたので4ヶ月もかかってしまいましたが、2021年3月初旬に勉強をスタートし、7月10日に無事一発合格できましたので、その方法をご紹介します。
※ したがって、本記事の情報は、2021年7月現在、都内におけるものですので、その点ご注意ください。
ここからは、クラウドプラクティショナーをとった前提で解説していきますので、クラウドプラクティショナーをとろうか迷っている方は、こちらの記事をどうぞ。
本記事で度々「前回」という言葉が出てきますが、「前回クラウドプラクティショナーを取った時」という意味で用いています。
そもそもAWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(通称SAA)とは
「AWS認定」(Amazon Web Service Certification)は全部で12個あります。受験資格を買って、テストを受けて合格すると、「AWSに詳しい人」の称号が手に入ります。
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトは、その中でも、最初またはクラウドプラクティショナーの次に取る人が多い資格です。
それぞれ直訳すると、
- ソリューション(Solutions):解決策
- アーキテクト(Architect):建築家
- アソシエイト(Associate):仲間
なので「解決策建築家仲間」になるのですが、意訳すれば「AWSによる解決策を提案・構築できる仲間」と言ったところでしょうか。この資格の上位互換で、ソリューションアーキテクト・プロフェッショナル(SAP)というのがありますので、「アソシエイト(仲間)」と言うのは、「AWS専門家の仲間入りだね♪けどまだプロとは呼べないなあ(次はプロを目指してね♡)」くらいのニュアンスで考えていただく方が正確かもしれません。
ですから、問題も、ユースケースを踏まえたものが多いです。例えば、
- こんなシステムを実現したい、何のサービスを使うべき?
- オンプレからAWSに移行したい。どんな構成にすべき?
- こんな要件がある。ここはどういう設定にすべき?
- ここをこう改善したい。何を変えるべき?
といった感じです。
詳細はAWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの公式ページに譲りますが、ポイントは、AWSのアーキテクチャ設計原則やベストプラクティスを理解していて、お客様に提案できることを証明できる資格です。
試験は毎日のようにやっていて、webで予約し、民間のテストセンターに行ってパソコンで受けます。自宅でオンライン受験も可能です。問題の形式は、[4択から1つ or 5択から2つ]を選ぶ選択式の問題 × 65問 (130分)
「見直しマーク」機能もあり、制限時間内かつ提出前なら何度でも選び直せます。
クラウドプラクティショナーとの違いは、時間が長いことだけです(CLFは90分)。
以上、前置きが長くなりましたが、早速、肝心の「勉強方法」をご紹介します!!
勉強方法
0.勉強方法サマリー(結論だけ知りたい人はここだけでも!)
<SAA-C02結果>
- 勉強期間:およそ4ヶ月(3月上旬勉強開始〜7/10本番)
- 勉強時間:およそ120時間
- 教材費:3千円(+別途受験料16,500円がかかる)
- 本番のスコア:759/1000(合格最低スコア:720)
取り組んだ教材(概ね取り組んだ順):
- Amazon AWS 資格取得のための演習問題集(完全無料、オリジナル)(2ヶ月:50時間くらい)
- Udemy:これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)(1ヶ月:30時間くらい)
- Udemy:【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)(1ヶ月:40時間くらい)
「実務が一番」と言いますが、実務経験を積むのは「テスト対策」としては効率が悪いです。「ハンズオン」程度だと記憶にあまり残らないし、自分でサービスを作ろうと思ったら、リアルに1年くらいはかかります。また、AWS使用料も少なからずかかってくるでしょう。
テスト対策は、一番は過去問を解きまくること、過去問がなければ模擬試験を解きまくること、よく復習し、満点がとれるまで解く、これに尽きます。
そして、前回同様、わからないところはとにかくググって、自分なりにまとめました。今回は、このブログで記事としてまとめたものに加え、twitterでも発信しました。ブログで自分でまとめたところはまあ忘れないですよ。「ブログにするほどでもない」場合は、twitterでまとめました。140字の制限内に収めなくてはならないので、本質は何かをよく考えるきっかけになりました。誰かが反応してくれたりすると、そこはさらに強く記憶に残ります。
前回同様、2,000円の公式模擬試験は受けませんでした。「本番と比較して問題数が少なくレベルも低い、その上、点数がわかるだけで復習ができない」ということですし、前回クラウドプラクティショナーを受けていればなおさらです。
1.「Amazon AWS 資格取得のための演習問題集(完全無料、オリジナル)」で出題傾向の把握
これ、スマホでも勉強できますし、何より無料なのでオススメです!
無料の分、広告が邪魔なのと、メンテナンスや情報の精度などは疑ってかかるべきですが、どちらにせよAWSは進化し続けていて公式ドキュメントを参照する癖は必要なので、たまに疑問に思うことはありましたが、特に困りませんでした。
250問近くあって、全体的にどんな問題が出題されるのか?どんな知識が要求されるのか?を知るには十分でした。
一応2ヶ月でこちらの教材を一通りできました。ざっくり所感を申し上げると、クラウドプラクティショナーに比べてかなり細かいことまで聞かれます!そんなことまで知るか!!とか感じることもあり、辛い時期でしたね・・・わからないことだらけで正直、投げ出した日もありました。そんな日も含めての2ヶ月間です。出来た日は一日2時間くらい、やらなかった日も多かったのでだいたい50時間くらいと思います。
ちなみに、先輩には、AWS WEB問題集で学習しようをススメられたのですが、ちょっと他にもやることが多くて、60日間で勉強を終えられる気がしませんでした。あと、4000円は少し高い・・・私はパソコンでゴリゴリググってスプレッドシートにまとめながら進めたかったので、スマホでできる、という点もあまりメリットにならず、同じ4000円払うならUdemyの方がいいなーと思ってしまいました。もちろんあくまで個人の感想です。
無料で出来るサンプル問題が27問ほどあって、それだけはやりましたよ。確かに、UIはこちらの方が見やすくテンションも上がります!
このフェーズで、クラウドプラクティショナーとのレベル差をつかみ、足りない知識をざっくり把握しました。
2.Udemy「これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座(SAA-C02試験対応版)」で知識補強
「講義+ハンズオン+各章の確認問題+本番形式の模試」という、本当に「これだけでOK!」な教材でした。セールで1500円です。ただし、必要な知識はこれで網羅される、というだけで、「これだけで受かる」かどうかは人それぞれですね・・・全部やってない私が言うのもなんですが、自信ありません。SAAの教科書と思ってください。
元々、クラウドプラクティショナーからのギャップが知りたかったので、全体像を知れる教材を探していました。「これだ!」と思い、やり始めたんですが、10時間くらいやったところで、次の理由で挫折しました。
- 既にクラウドプラクティショナーとっているなら、知っている内容も多い。
- ハンズオンで言われたとおりやってみて、「確かに言われたとおりになる」と確認する作業で、身についている気がしなかった。(自分で考えていないので)
- 「おれ、講義聴講より自分で読む方が好き」
そこで、無謀にも先のAmazon AWS 資格取得のための演習問題集(完全無料、オリジナル)をやることにしたのです。
その中で、「ここだけはどうしてもググるだけでは限界がある」「もっとユースケースと一緒に流れの中で知りたいな」と思った内容についてのみ、この「講義+ハンズオン+確認問題」に取り組むことにしました。
特にDRとか、フェール後の復旧プロセスとか、ですね。サービスとしては、AWS SQSとか最初全く理解できませんでした。クラウドプラクティショナーの時はなんとなく選んでいれば正解できたんですが・・・学んだ成果はこちら。
そして、ひととおりは押さえたかな、と思ったところで、最後に添付している模擬試験を始めました。
後はひたすら復習して解き直しです。3つついているのですが、3つ目は模擬試験形式ではなくアンケート方式で、同じ内容が次にやる模擬試験問題集の方に入っている、とのことだったので、この教材では最初の2つだけ取り組みました。
ハンズオンと模擬試験、合わせて1ヶ月強、かけた時間は30時間くらいでしょうか。さぼったつもりはなかったのですが蓋をあけたら1日平均1時間・・・まあ、前には進んでいました。
難易度など、解いてみた所感については<コラム>にて後述します。
この時点で、必要な知識の全体像が見えて、7~8割方は押さえたかな(まだ覚えたとは言っていない)、といった感触です。
3.Udemy「【SAA-C02版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)」で知識の定着・理解の深化
言わずもがな、Udemyの問題集です。こちらもセールで1500円です。定期的にセールしてますので、気長に待って、セールの時に買っておきましょう。
そしてとにかく難しいです。クラウドプラクティショナーの時と同様に、
- 問題は本番のつもりで解く。確信が持てなかった問題は見直しマークをつけておく。
- 間違えた問題も、見直しマークの問題も、どうしてその選択肢が正解なのか、問題を解いていた時の自分に説明できるように復習する。必要に応じて周辺知識と一緒にまとめる。ここは時間を惜しまない!
- 合格点に届かなかったら、復習直後にも解き直す。
- エビングハウスの忘却曲線に則り、数日〜1週間後に解き直す。・・・☆
- 時間の許す限り、1~4を繰り返す。
今回、☆に失敗しました。この1ヶ月は大きなイベントが2つほどあり、準備にも追われていたので終わった後体調も崩してしまい、短期集中で出来なかったので、すっかり忘れてしまってから解き直しでした。成績や反省点改善点は、後述する<コラム>でどうぞ。
サブ的に活用した教材(?)
ハンズオン
直訳すると「手を触れる」転じて「体験学習」を意味する教育用語。実際にやってみることで、覚えたり理解したり身につけたりしよう、ということです。AWSの場合は、サービスを理解するための「チュートリアル動画」があり、それに沿って進めてVPCを立てたりEC2を構築したりすることを指すことが多いですが、その「チュートリアル動画」自体をハンズオンと呼んでいる場合もあります。
先に述べたとおり、実際に何かをAWSで構築するつもりなら「ハンズオン」は有効ですが、テスト対策としては非効率と感じています。だったら1問でも多く問題を解いて間違えたら復習を繰り返す方がよい。「全体の流れが知りたい」「細かい設定がどうなっているか知りたい」場合など、そういう「強い動機」「ピンポイントの好奇心」がある場合のみ、やる価値があります。そのケースでも、ハンズオン動画を真剣に視聴すれば十分と感じました。手で動かして「実際動いた!」という感動があると記憶に残るのですが、慣れてくると「そりゃ言われたとおりやってんだから、言われたとおりになるよな」と思ってしまい、惰性で続けるハンズオンほど無駄な時間はないと感じてしまいました。(何度も言いますが私の場合は、です)
Blackbelt
AWSが提供しているオンラインセミナーのことで、アーカイブ動画やスライド資料が公開されています。内容は少し難しいですが細部まで解説されていて、足りない知識をピンポイントで補うにはオススメです。何よりAWS公式という安心感。私はわからないことを検索してヒットしたら積極的に見にいく、くらいの使い方をしていました。
ブログ
Qiitaをやっている方はそちらの方が反応が多く良いのかもしれません。とにかく「人に見せられるようにまとめる」ためには、
- 自分の知識を体系的に整理できていないといけないし、
- 細かい知識も押さえようとするし、
- ソースも押さえるし、
勉強になることばっかりです。文字や表、図解でまとめようとすると非常に時間がかかるのが玉にキズですが・・・残るので達成感もありますし、私はしばらく続けられそうです。
現役プログラマーの体験
こちらの方がブログより手軽で、エンジニアとつながっていれば反応も得られやすく、使用頻度としては大きかったです。140字でまとめる難しさに時間を使ってしまうこともありますが、それでもブログと同じような効果が得られます。
どんな感じで発信していたか、気になる方はぜひ私のtwitterアカウントを覗いてみてください。(ついでにポチッとフォローしてくれると嬉しいです!)
<コラム>やっぱり難しいUdemy「私の成績の変移」
前回同様、興味ない人が大半だと思うのでコラムとしました。興味ない人は飛ばしてください。
ただ「Udemyの模試で◯点をとってしまったけど果たして受かるんだろうか・・・」みたいな迷える子羊に、「こんなひどい点数とった人でも合格してるんだ!だったらいけるかも!」という自信を与えられるかもしれないので、公開します。
ということで、ログに残っていた正答率を表にしてみました。
模試①と模試②は試験突破講座の方。基本模試①〜高難度模試③までは模擬試験問題集の方です。
緑は初回で合格、赤は初回で不合格、青は解き直しです。
日付 | 模試① | 模試② | 基本 模試① | 高難度 模試② | 高難度 模試③ | 本番 |
5/6 | 56 | |||||
5/17 | 95 | |||||
5/18 | 67 | |||||
5/27 | 95 | |||||
6/2 | 53 | |||||
6/24 | 89 | |||||
6/26 | 55 | |||||
7/7 | 83 | 78 | 100 | |||
7/9 | 83 | 96 | ||||
7/10 | 76 |
注目すべきは下記
- 当日と前日を除いて、初回は全て不合格!
- 本番、意外とギリギリ。解き直しのどの点数よりも低い!
この2点でしょう。前回、クラウドプラクティショナーで本番高得点を叩き出した私は慢心していたのです。「Udemyで不合格でも本番いける!」と。試験を申し込んだのは7/7の3日前。高難度の模試の「解き直し」で満点を叩き出した私は先ほどのtwitterで「成果が出た」とつぶやき試験を申し込んだのです。そして本番どんな目にあったか・・・気になる方は後述する「試験当日」をご覧ください。
反省点としては、エビングハウスの忘却曲線に則り、早めに解き直しをしておけばよかったな、と。例えば5/27に模試②の解き直しが終わった時点で、模試①の解き直しから10日間経っているわけですから、この時点で模試①を解き直せば「解き直しなのに83%しかとれない」なんてことはなかったでしょう。とれなかった17%はほぼ学習した時間が無駄になったと言っても過言ではありませんから。
本番と比較した際の難易度は、
模試①②≒基本① < < < 本番 < 高難度②③
といった感じでした。さすがに高難度の模試ほどではありませんでしたが、本番も相当難しかったですよ。基本の模試で合格点をとったからと言って、油断しない方が「うっかり落ち」がなくなると思います。
どのくらいのレベルになったらSAAの試験を受けてもいいか?
前回のクラウドプラクティショナー受験時の反省を受けて、
Udemyの基礎2回分、応用(高難度)2回分の解き直しで8割以上
の目安で受けようとしました。しかし、私の場合、1つ78%が・・・まあ、ほぼ8割みたいなもんだし、前日に残りの模試を受けて、合格点にいかなかったらリスケしよう!(24時間前までならリスケできる)と考えて一応大丈夫だったので本番に臨みました。
ただ、本番76%(=合格ライン+4%)だった結果を見るとわかりますが、このあたりがギリギリの判断だったと思います。結果合格だったので良いですが、当日の出題や私のコンディションによってはわかりませんでした。単純計算で正答数に換算すると、76%というのは約50問/全65問、合格ラインの72%は約47問/全65問で3問差なので、あと3〜4問間違えていたら不合格だった計算です。
以上より、この結果からは、上記の目安はかなり信頼性高い気がします。参考にしてみてください。もちろん、上記をクリアすれば確実に受かるという類のものではないので、最終的には自己責任でお願いします。もう少し補足すると、3日前の時点で上記クリアすれば、本番で75%くらいとれる。だから仮に3%までならエラーしても受かる、くらいのニュアンスですかね。かなりギリギリの目安なので私のように心配性の人やテスト本番に苦手意識のある人はもう少し高い水準でも良いかもしれません。例えば、高難度の模試をもう1回分やっておくとさらに安心ですね。
SAA試験本番
試験の予約
渋谷のテストセンター(Pearson VUE)7/10(土) 10時で予約。受験料15,000円(税込みで16,500円)はクレジット決済。今回、自宅で受ける場合特典があったのですが、「特典なし+試験会場への移動」よりも「自宅を試験会場にセットアップしなくてはならない手間」のデメリットの方がはるかに面倒と感じ、前回同様テストセンターでの受験を選択しました。
3日前の朝にwebから予約を行ったのですが、渋谷会場は結構埋まっていて、一部の会場は昼過ぎの一部の時間しか空いていませんでした。前回、3日前にはどの時間も空いていたので、やはり時期やタイミングもあるみたいですね。ただ、前回と会場は変わりましたが、朝一番の時間に予約できてよかったです。(起床後2〜3時間後からが一番頭が働くので。)
少なくとも、都内で受ける方は何週間も前に予約する必要はないかと。24時間前までならキャンセルorリスケできますし。(ただし、リスケは回数制限あり)ただ、今回の経験から、1週間くらい前には一度予約状況を覗いてみてもいいかもしれません。
より確実な情報及び試験の予約はここからどうぞ:
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの公式ページ
試験当日
前回、開始時刻30分以上前に行っても受験できたので、今回もそれを目指していきました。しかし、今回の会場(道玄坂)は20分前から開場とのことで、トイレでゆっくりしてから5分くらい待って一番乗り。やっぱり朝一番だと他の受験者がいなくて余計なストレスがありません。
前回同様、持ち物は受験票(送られてきたメールを印刷したもの)と身分証明書2種のみでした。私は運転免許証とクレジットカードにしました。受験票は今回も特に見せろと言われませんでしたが、一応持っていきます。万が一向こうの手違いで私の名前がなくても、受験票があれば受けられるんだと推測しています。結果にコミットする以上、出来ることは出来るだけしておくのがセオリーです。
今回は、ロッカーキーを番号札と交換、あとメモ用のホワイトボードを受け取って会場へ移動(隣の部屋)。
最初は注意事項を読んで、自分のタイミングでテストを始められます。
おそらく、9:55くらいにはテストを開始できたと思います。
さて、本番は65問130分、いきなり難しくて意味がわかりませんでした。最初の10問のうち半分は自信なくてめっちゃ焦りました・・・。例えば、インターネットを経由せずS3にアクセスするために設定する「VPCエンドポイント」。その表記ゆれがひどかったです。単にエンドポイントとかS3エンドポイントとか最初ひっかけかな?とも思ったのですが、他の選択肢は正解ではなさそう・・・と非常に迷ってしまいました。英語の原文も確認しましたが同様の表記ゆれがあり、結局、他の選択肢が正解になり得ないと判断し、「表記ゆれ」と結論づけてその選択肢にしましたが、あれが結果合っていたのかわかりません。そうこうしているうちに、もう一度改めて考えたいと思ってつけた「見直しマーク」は20を超え、最後の問題を解き終わった頃には残り20分くらいしかありませんでした。元々私は問題解くのが遅い方とは言え、いつもは初見でも1時間半くらいで解けていたので、めちゃめちゃ悩ましかったんですよ。結果、見直しマークをつけた問題を全て見直すことはできず、時間切れとなりました。
正直、時間切れ直前、十中八九落ちたと思いました。それくらい自信のない問題が多かった・・・僅かな希望はもちろんありましたが、もしダメならまたUdemyの高難度の模試を2〜3回こなしてからもう一度受けよう、そのくらいの覚悟を既に持ってしまいました。時間切れになり、「おめでとうございます」の文字が見れた時は本当に泣きそうでした。緊張の糸が切れましたのもあり、ホッとしましたね。
そしてその時気づきました。周りの受験者が誰もいないということを。どうやらこの会場は「昼休み」があるみたいですね。職員が交代で入るのではなく、一度会場を締めて午前、午後と分けているようです。2時間以上の長丁場の試験を受ける人は他にいなかったみたいで、朝イチで入って最後に出ていくことになりました。
その後意気揚々と家系ラーメン「侍」を食べに行きました。
SAAは、CLF取得後なら余裕か?(合格体験記まとめ)
結論、全然余裕ではありません!
- 問題集または模試で、求められるレベルの把握
- 講義やハンズオンで、足りない技術を補強
- 模試の復習+アウトプットで、知識の定着と深化
上記3ステップは、どれも欠かすことのできない勉強でした。逆に、上記3ステップで、CLFとSAAの差を埋めることはできます。
そして、実際にAWSを触る機会がないかつ触らないのであればせめて、ブログやtwitterなどでアウトプットをすることです。それが理解のレベルを上げ、記憶の定着を促進します。
今回、短期集中で取り組むことに失敗したので、なかなか勉強が進まないもどかしさがありました。資格をとることだけ考えるなら、1〜2ヶ月で毎日3時間くらいはやって短期集中でとることをオススメします。
本番は難しいです。特にIT業界の経験が浅い人には辛い。AWS関係ない単語(オーバーヘッドとかプロキシとか)で躓いたりしますから。特にUdemyの「高難度」の模試で慣らしておくことをオススメします。Udemyの回し者みたいですみません。ただ、私は感謝しています。
私はAWSの案件は1件くらいしかやったことがなかったので、AWSを継続的に触っている人ならもっと色々余裕だったことでしょう。ただ、AWSを触っている、実績持っている人は、実績で十分アピールできるのでわざわざ資格をとる必要あるか?という問題も生じてきますが・・・もちろん他にも資格をとるメリットはあるので、これ以上は何も言いますまい。
ただ、AWS認定12冠でも、使えない人材は実際存在するらしいので、頭でっかちにならないよう、実績も積んでいきたいですね。
この資格をとることで、もしも未経験からITエンジニアになろうとしているなら、それも効率悪いと思います。大切なことは、こちらの記事に書きました。
また、再掲になりますが、クラウドプラクティショナーの記事も合わせてどうぞ。
さて、次はどれをとろうかな・・・
CLFをとって次はSAAを受けようかなと考えている人や、既にSAAを目指している人のお役に立てれば幸いです!
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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